Webライティングの基礎知識

まずは『何を書くか』を決めます。これをテーマ設定といいます。

例えば、料理が好きなら『簡単に作れるおいしいレシピ』子育てがテーマなら『育児で役立つアイデア』など、自分が興味を持っていることや、知っていることをテーマにするといいです。

テーマを決めるときのポイントは読者が何を知りたいかを考えること。

書きたいことを書いたただの日記では誰にも読まれません。

書きたいことと、読者が知りたいことが一致すると、良い記事が書けるようになります。

次に『何のための記事か』目的を決め、目標設定をします。

目的とは、例えば「サイトの訪問者を増やす」や「商品を購入してもらう」などです。

目的を明確化したら、具体的な目標を設定し、目標を達成するための具体的な行動計画を考えます。

例えば「1ヶ月で1,000人の訪問者を増やすために、毎週3記事更新する」などです。

テーマと目標が決まったら、次は『誰に向けて書くのか』を考えましょう。これをターゲットの設定といいます。

ターゲットを具体的にイメージすると、その人に向けて書く文章が自然に出てくるようになります。

例えば、先ほどの料理の例でいくと『毎日忙しいけど、おいしいごはんを家族に食べさせたい30代ママ』がターゲットです。

そんなお母さんが「これなら私にもできる！」と思えるような文章を書くことを目指しましょう。

ターゲットが決まったら、次は『ターゲットが検索するキーワードは何か』を考えましょう。これをキーワード選定といいます。

キーワード選定は記事作成においてとても重要です。

SEO記事はキーワード選定が9割といっても過言ではありません。

適切なキーワード選定をすれば、検索エンジンからの評価を高め、ターゲットユーザーの検索意図に合致したコンテンツを作成し、検索結果の上位表示を目指せるので、ウェブサイトへのアクセスを増やせます。

質のいい記事を作成するために、リサーチをしましょう。

Webライティングにおいて、リサーチは執筆よりも重要で、作業全体の6〜7割の時間を占めるといわれています。

リサーチのコツは、ターゲットを具体化し、リサーチの焦点を絞ることです。

シークレットモード(プライベートブラウジング機能)を活用し、信頼性の高い情報を効率的に収集しましょう。

情報の正確性を重視するために、権威性の高い情報源を中心に使用します。

権威性の高い情報源とは、公式ページ・政府機関や公的機関のウェブサイト・論文や専門書・大手メディアなどです。

逆に権威性の低い情報源(SNSの個人アカウントの投稿、Amazonなどのレビュー、リアルな友達の発言など)は、事実確認をしてから利用しましょう。

文章を書くときは、構成を考えることもとても大切です。

構成とは、文章の順番や流れのこと。本でいう目次のようなものです。

読者にとって分かりやすいように、話の流れを決めておくと、スムーズに読み進めてもらえます。

基本的な構成としては『リード文→見出し→まとめ』の順番で書きます。

見出しは適宜増やしましょう。

リード文では、記事の要約、読むことで得られるメリットを伝えます。

本文では、具体的な内容を説明し、まとめで記事のまとめやアドバイスをします。

構成を作成したら、次はいよいよ本文の執筆になります。

本文は『PREP法』を使って書くのがおすすめです。

PREP法とは、論理的でわかりやすい文章を書くための方法です。

『Point（結論）』『Reason（理由）』『Example（具体例）』『Point（結論）』の4つのステップで構成されています。

まず、最初に自分が言いたいこと(結論)を簡潔に伝えます。

次に、その結論の理由を説明します。なぜその結論に至ったのかを説明する部分です。

理由を補強するために、具体的な例を挙げます。実際の状況やエピソードを使うと説得力が増します。

最後に、もう一度結論を伝えましょう。そうすることで、読者に自分の主張がしっかりと伝わります。

メタディスクリプションは、検索結果に表示される記事の短い紹介文のことです。

たとえば、検索結果の下に表示される「このページでは、忙しいお母さんのために簡単でおいしいレシピを紹介しています！」というような文章です。

ここでは、読者に「このページをクリックしたら役立つ情報が得られる！」と思わせるような魅力的な一文を考えましょう。120文字くらいが目安です。