Webライティングをしていく中で、他の人が作ったコンテンツや情報を引用することがよくあります。
でも、そのときに気をつけなければならないのが『著作権』です。
今回は、著作権についての基本的な知識と、正しい引用の方法をわかりやすく説明していきますね。
著作権とは?
著作権は、簡単に言うと、誰かが作った作品(文章、写真、音楽、動画など)に対して、その作った人(著作者)が持つ権利のことです。
著作権がある作品を勝手に使ったり、コピーしたりすると、その著作者の権利を侵害することになってしまいます。
- 著作権は、著作物が作られた時点で自動的に発生
- 特別な手続きをしなくても、著作権は存在
- 著作権を持つのは、その作品を最初に作った人や会社
著作権で保護されるもの
著作権で保護されるものには、次のようなものがあります。
- 文章:書籍、記事、ブログ投稿、詩など
- 画像や写真:写真、絵画、イラストなど
- 音楽:楽曲、歌詞、演奏録音など
- 動画:映画、テレビ番組、YouTube動画など
著作権で保護されるのは、あくまで『具体的な表現』であり、アイデアや事実そのものには著作権はありません。
例えば『ダイエット方法』というアイデア自体には著作権はありませんが、それを具体的に説明した文章には著作権が発生します。
引用とは?
引用とは、他の人が書いた文章や作品の一部を、自分の文章の中に取り込むことを言います。
ただし、引用する際には、いくつかのルールを守る必要があります。
- 引用部分が明確にわかるようにする
- 引用元を明記する
- 引用の目的が「引用」そのものであること
①引用部分が明確にわかるようにする
他人の作品を引用する際には、引用部分が自分の文章と区別できるように、引用符(“”)を使ったり、ブロッククォートを使ったりしましょう。
あああああ
ワードプレスでは、上記のような専用のボックスがあることがほとんどです。
こちらを使うようにしましょう。
②引用元を明記する
どこから引用したのかを必ず明記します。
引用元の著者名や作品名、URLなどを記載しましょう。
『吾輩は猫である』(わがはいはねこである)は、夏目漱石の長編小説であり、処女小説である。
引用元:Wikipedia
写真を引用する場合には、画像の下に「画像引用元:〇〇」や「出典:〇〇」などのキャプションを付けます。
画像や写真は、文章以上に著作権が厳しく適用されることがあります。
できる限り、著作権フリーの素材や自分で撮影した写真を使うようにしましょう。
引用方法はクライアント側でレギュレーションが決まっていることが多いので、指示に沿って利用してくださいね!
③引用の目的が「引用」そのものであること
自分の主張を補強するために引用を使うのであって、引用部分が記事の中心にならないようにします。
自分で書いた文章が少なくても70%以上になるようにしましょう。
著作権と引用は、Webライティングをする上でとても大切なポイントです!
しっかり理解しておくことで、自分の作品を守り、他の人の作品にも敬意を払うことができます。
また、法律に関わる重要な部分でもあるので、少しでも悩んだときは必ずクライアントさんへ確認しましょう!